また、複数の町村が施設を共用する場合であっても、どこかの町や村につくるのであって、中間地点の田畑のまんなかにつくることはありえません。

車を利用すれば、市街地からはなれた郊外や、田畑のまんなか、山奥などであっても、決して不便ということはありません。しかし、車が運転できない子供や高齢者にとっては、公共施設は郊外ではなく、町や村のなかにあるべきです。


町や村にはバスを通せても、田畑のまんなかや山奥にバスをとおすのは著しく不経済、不合理だからです。



不経済・不合理なのは、それだけではありません。
公共施設を郊外につくることは、その分の雇用や利用者を市街地から引き離すことを意味するのです。

つまり、郊外化がすすむにつれて、中心市街地が経済的に衰退し、スラム化していくのです。





「ヨーロッパの町と村・そのデザイン、アメニティ、プランニング」より抜粋